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リウマチとは、関節の炎症により軟骨や骨などの組織が破壊されてしまう病気です。初期症状がわかりにくく別物の疾患と間違われることも多いです。そんなリウマチの初期症状、治療方法などを見ていきましょう。

免疫機能が関係する病気は多い

免疫機能が関係している病気は、かなり多いです。
病気の要因として最も多いのが、免疫力の低下であるとも言えます。
がんも、免疫力の低下によって起こる病気です。
風邪はウィルスの侵入によって起こるものですが、悪化して肺炎などの病気を併発するとしたら、それも免疫力が低下しているためであると言えます。
免疫力が強ければ、インフルエンザであっても悪化せずに治ります。

エイズは、HIVというウィルスが、免疫機能をほぼ破壊することで発症する病です。
HIVに感染した初期はほとんどなんともなく、異常がないにもかかわらず、ついこの間まで致死率ほぼ100%であったのは、HIVが徐々に免疫細胞を破壊していくのを止める方法がなかったからです。
現在は方法が開発され、免疫細胞の破壊を食い止めることができるようになったため、HIVに感染しても、通院を続ければ、天寿をまっとうできるようになっています。

免疫機能には、外敵を攻撃する役割と、過剰な攻撃を抑制する役割があります。
この両方が正常に働いてこそ、病気を防ぐことが可能です。
抑制するほうの働きが低下すると、自分を外敵と認識して攻撃するような異常事態になっても、止めることができなくなります。
この状態を、免疫異常と言います。
外敵を攻撃する働きがなくなれば、ウィルスや、普通に周りにいる細菌にさえむしばまれるのを止める術がありません。
その典型の病がエイズです。
そうした状態を免疫不全と呼びます。

免疫機能において、攻撃と抑制は同じくらい必要なものです。
両方のバランスがとれていれば、病気にかかりづらくなります。
両方が正常に働いていると、免疫力が高いということになります。
攻撃するほうだけが働いている状態を、免疫力が高いとは言いません。
例えば、アレルギーもそうです。
アレルギーは、抑制のほうの働きが低下しているために起こります。
攻撃と抑制の関係を知り、免疫力を確実にアップさせることが、病気を防ぐ鍵とも言えます。

花粉症などのアレルギー症状も免疫異常の一つ

花粉症を始めとしたアレルギーも、免疫異常の一つです。
例えば花粉症は、花粉に含まれているタンパク質を、免疫細胞が外敵として攻撃するために起こります。
花粉は、人体にとって無害なものであり、攻撃する必要はないので、これは免疫細胞による過剰反応と言えます。
花粉症では、免疫細胞は花粉を排除するためのIgE抗体をつくり、花粉に接触するたびにIgE抗体がつくられ続け、その増加を止めることができません。
抗体の数は異常なまでに増えます。
その関係で、花粉を吹き飛ばすためにくしゃみが出たり、洗い流すために鼻水や涙が出ます。

こうした免疫機能の異常によって、今や、日本人の4人にひとりは花粉症という状況です。
これには、免疫機能のうちの攻撃だけが強くなり、抑制力のほうが低下していることが関係しています。
免疫機能の攻撃と抑制のバランスが保たれていれば、外敵と無害な物質の見分けも正しくおこなえるため、花粉症にはならないで済むものです。

アレルギーには、そばアレルギーや小麦アレルギーもありますから、先天的な要素も関係しますが、現代人に花粉症を始めとするアレルギーが増えたのは、免疫力の低下した人が増えているからであるとも考えられます。
ストレスをためず、規則正しい生活をし、適度な運動をおこなうことなどによって、免疫力は向上します。
また、キノコや海藻、ニンニクなどには、低下した免疫力を回復させる力があるとされていますので、こうした食品を頻繁に摂取することも大事です。
いずれも近年、あまり摂られなくなってきている食品です。

こうしたことを踏まえながら、免疫力低下を招くような生活習慣を、改善していくことが望まれます。
病気を防ぐ近道です。