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リウマチとは、関節の炎症により軟骨や骨などの組織が破壊されてしまう病気です。初期症状がわかりにくく別物の疾患と間違われることも多いです。そんなリウマチの初期症状、治療方法などを見ていきましょう。

リウマチを未然に予防する方法はある?

最近、女優さんやタレントさんの中に、自分自身がリウマチであることをブログなどでカミングアウトした方がおられます。
具合が思わしくない時の様子などが綴られているブログを読むと、「リウマチには、なりたくないな」と思っている人も多いでしょう。

リウマチを予防することはできるのでしょうか。
リウマチになる根底的なメカニズムはまだはっきりとは判っていませんが、やはりバランスの良い食生活は大切です。
これはリウマチに限らず、どのような病気でも重要な予防方法です。

近年、日本人の食生活は非常に乱れてきました。
コンビニや夜遅くまで営業しているスーパーが増えたことで、お惣菜品を買って来て済ませる人が増えました。
菓子パンや総菜パンと清涼飲料水が毎日の昼食だと言う人もいます。
中には、スナック菓子やプリンなどのお菓子は食べるけど、食事と呼べるものは何も食べていない若者も少なくありません。

むしろ、3日間きちんとバランスよく食べている人の方が珍しいくらいです。
給食だけが唯一バランスよく食べている食事だという小学生も多いので、夏休み明けは体重が極端に減ったり逆に肥満気味の子はお菓子の食べ過ぎで一気に増えたりしていて、9月は養護教諭が頭を抱え込みます。

このようなアンバランスな食生活が、生活習慣病を引き起こしていることは、既知のことでしょう。
しかし、アンバランスな食生活は、生活習慣病だけはなくすべての病気の発症リスクを上げています。

その中でも問題になっているのが、トランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸は、洋菓子やパンを作る時のマーガリンやショートニング、ファットスプレット、加工油脂と表示されている物に多く含まれています。

このトランス脂肪酸が、リウマチの発症と何らかの関係があるという論文が、多数発表されています。
また、6000人のリウマチ患者さんを調査したところ、女性が約86%と、女性が男性の3~4倍も多いことや、発症年齢が30~50歳代に集中していることから、女性ホルモンとの関連も示唆されています。
食生活でも、女性ホルモンと構造の似ているイソフラボンを積極的に摂ると良いでしょう。

バランスの良い食生活が予防につながる

トランス脂肪酸には、炎症を助長する作用があることが判っています。
リウマチは関節の中にある滑膜が炎症を起こす疾患なので、トランス脂肪酸の摂り過ぎは、リウマチを悪化させたり、発症につながると考えられています。

悪魔の脂と言われているトランス脂肪酸は、菓子パンや洋菓子のほかにお惣菜品やファーストフードの揚げ物に使われているラードなどの脂にも多く含まれています。
ラードや加工油脂はオリーブオイルやサラダ油よりもかなり安価です。
安いコストで商品を作るには、ラードや加工油脂で揚げ物を作るのが最高の方法です。
しかし、健康のためには最悪の方法だと言っても過言ではないでしょう。

トランス脂肪酸を極力減らすには、菓子パンと清涼飲料水で食事を済ますのではなく、ご飯とタンパク質をメインにした主菜に付け合わせの野菜、そして野菜がメインの副菜が揃った定食風の食事がベターです。
昭和時代のような昔ながらの食事が、リウマチの予防にもそれ以外の病気の予防にも理想的です。

また、洋菓子も極力控えましょう。
ケーキなどの洋菓子を食べた人のブログやインスタを見ると、ついつい自分も食べたくなるかもしれませんが、「美味しいものは脂肪と糖で出来ている」とテレビのコマーシャルでも言われているように、洋菓子はトランス脂肪酸と糖で出来ています。
昭和時代のように、洋菓子は誕生日やお祝い事の時だけにするのが良いでしょう。

イソフラボンは、大豆や大豆食品にたくさん含まれています。
仕事が忙しくてついついコンビニ飯になってしまうと言う人も多いようですが、豆腐や納豆はすぐに食べられます。
厚揚げを焼くくらいならすぐにできます。
サラダに蒸し大豆やゆで大豆をトッピングするのも手軽な方法です。
1日1回、大豆や大豆製品を食べたいものです。

豆腐や大豆製品はほとんど食べていないという人も多いようですが、このような方法で大豆や大豆製品も摂り、イソフラボンが不足しないようにしましょう。
更年期障害の予防にもなります。
バランス良く食事を摂って、リウマチや色々な病気を予防しましょう。